熟練した人でも1日に織り上げられるのは平均1ヤード(約 90 cm)ぐらいといわれています。途中で糸が切れれば、その都度手を止めて結び直さなくてはなりません。
こんなに複雑で根気の要る作業を気の遠くなるような手間ひまをかけて、美しいシルクは作られます。
長時間かけて織られる手織りの布には、織り手の思いや魂が込められ、人の温もりのようなものが感じられる。
黙々と機を踏み、杼を掴み、横糸を打ち込んでいく人々の姿は自信に満ち、強さ、逞しさを感じさせる。織り上げられた布のまばゆい美しさは、織り手の生命の輝きに思えてならない。 |